蓮・睡蓮(スイレン)の肥料

足寄山 生蓮寺

蓮・安産・晴れ祈願のお寺
奈良県五條市二見7−4−7

文字サイズ

種から花ハス育て方

蓮・睡蓮(スイレン)の肥料

肥料は大変奥が深いです。

 

やり過ぎると枯れるし、
少なすぎると貧相になり、
花があまり咲きません。

 

蓮は、大変肥料を必要とします。

 

しかし、それは生育が旺盛になった時です。
芽生え時は、それほど必要ありません。

 

水生植物であるため、そのバランスが難しい。
また肥料がどれくらい効いているかも分からない。

多くの方が悩みます。

 

ここでは蓮と睡蓮の肥料についての疑問について
お話します。


肥料の濃度を測定する機械 ECメーター

肥料で一番困るのは、
今現在どれくらいの肥料濃度か分からないことです。

 

この問題を解決する測定器が、3000円程度で売られています。

肥料の濃度を測定する測定器をECメーターと言います。


ECメーターは、
見えない肥料濃度を可視化してくれます。

 

蓮と睡蓮(スイレン)の適正肥料濃度 EC値

蓮の適正な肥料濃度は

250~800μS(マイクロジーメンス) です。

この間に来るようにします。

 

とても重要1

ECメーターの単位

単位は μS(マイクロジーメンス)以外にも
 mS(ミリジーメンス)やppm(パーツ パー ミリオン)があります。

 

 μS(マイクロジーメンス)と mS(ミリジーメンス)は
1000倍違います。
単位を間違わないようにしましょう!

 

とても重要2

250~800μSは、6月中旬以降、立葉がたくさん出てきた
生育が旺盛な時期の数値です。

種から育てて、まだまだ小さいときは、250μS以下でも問題ありません。

 

レンコン植え込み時も500μS以下が望ましいです。

 

時期 濃度 備考
種 発芽後 土植え込み時 250μS以下 数値が高いと枯れる
レンコン植込み時 500μS 以下 数値が高いとレンコン腐る
浮葉時 500μS 以下  
立葉時 250~800μS  
10月以降 枯れ時 必ず800μS 以下 800μS以上だとレンコン腐る 
数値が低ければ低いほどいい
池や田で育てた時 50~150μS 低くても問題ない 注意1

●数値が基準値より高い場合は、水を入れ替えて、肥料濃度を下げます。

●数値が低い時、肥料を足します。
ただし追肥後、ECメーターで濃度を測るときは、2~3日して安定してから測定します。

●注意1
池や田んぼで育てるときは、ECは低くて問題ないです。生蓮寺でも十分育っています。
池や田んぼは、十分に土が有るので、肥料分が少なくても大丈夫です。

一方、鉢で育てると 土が少なく、すぐ肥料切れになるので、高い数値になっています。

 

肥料のやり方 (元肥と追肥)

前述の数値の範囲に来るように肥料を入れます。

 

元肥には緩効性肥料、追肥には即効性肥料を用います。

元肥の緩効性肥料の代表例がマグアンプKやIB化成です。

即効性肥料は8-8-8などの肥料を用います。

 

投入量 

元肥:
直径30cm容器 10リットルの場合 
3.5g(ペットボトルの蓋に半分)


直径43cm容器 35リットルの場合 
14g(ペットボトルの蓋に2杯)

 

追肥:2週間~1ヶ月に一度追肥する

直径30cm容器 10リットルの場合 
3.5g(ペットボトルの蓋に半分)


直径43cm容器 35リットルの場合 
14g(ペットボトルの蓋に2杯)

 

蓮の肥料について動画

蓮の肥料について

 

 

ECメーターについて

 

 

あなたと蓮の話がしたい

クリックしてもらえると、お地蔵さんが喜びます。

終了